2015年11月16日

顎顔面矯正システムによる治療体験記

当院で勤務するスタッフ3名が、顎顔面矯正システムで治療を行った症例をご紹介します。

顎顔面矯正システムの特徴
顎顔面矯正で骨格を変えてあげるだけで、気道(鼻腔通気度)が良くなり、口元が笑顔が変わります。
発育期であれば、子供の持つ本来の能力を十分に開花させる可能性があります。

治療体験記の内容
1、成人にハイラックス(急速拡大装置)を使った顎顔面矯正の経過について
2、ハイラックス後、抜歯・非抜歯の診断
3、形態の変化は、機能の変化を引き起こすか?
4、術後安定性とスタッフの矯正経験の感想

顎顔面矯正(急速拡大装置(ハイラックス)を使った矯正)についての詳細はこちら

症例1 ハイラックスのみで低位舌が改善、気道が改善している症例

ハイラックスのみで低位舌が改善、気道が改善している症例です。
治療を行った結果、顔の表情が豊かになりました。

1、ハイラックスにより、上顎の劣成長による諸症状が改善しました。術後のCTにより、離開した縫合部分にあたらしい骨ができていました。広がった鼻腔のスペースは、1年4ヵ月間維持されています。(いびき、鼻アレルギーの改善)

2、ハイラックス後、骨格性クラスⅢ下顎偏位のある症例のなので、上のみブラケットをつけ、スペースを閉じて治療が終わりました。(拡大9ヵ月、MB1年4ヵ月)

患者:H.N 平成5年10月10日生まれ(現在20歳6ヵ月)
矯正治療体験記
初診:2012.11.11(初診時19歳0ヵ月)

矯正治療体験記【主訴】
・現病歴(症状に気づいた時期と経過)    
・既往歴(過去の主な病気)
・家族歴(家族・親戚の噛み合わせ)     
・転居などによる転医の可能性 なし

永久歯列期クラスⅢ
矯正治療体験記

矯正治療体験記顔面正中に対して:
上顎歯列正中は偏位なし
下顎歯列正中は左偏5ミリ
前歯被蓋:Overjet -4ミリ、Overbite 3ミリ 
犬歯関係:Ⅲ級 
臼歯関係:Ⅲ級
上顎歯列弓:V字型
下顎歯列弓:V字型

2012.11.12.
矯正治療体験記

2012.12.10.
矯正治療体験記
1ヵ月で縫合がこれだけ拡がります。
1ヵ月で被蓋も改善した。

2013.2.22.
矯正治療体験記

2013.4.20.
矯正治療体験記

2013.8.22.
矯正治療体験記

2014.4.18.
矯正治療体験記

2015.1.5. 矯正治療完了
矯正治療体験記

パノラマレントゲン写真による比較
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CT撮影による比較
2012.11.12.
矯正治療体験記
2013.3.27.
矯正治療体験記
鼻腔容積が拡大。これは現在まで維持されている。

2012.11.12.
矯正治療体験記
矯正治療体験記
2014.4.17.
矯正治療体験記
矯正治療体験記

矯正治療体験記
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矯正治療体験記

矯正治療体験記
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矯正治療体験記

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笑顔の変化に本人は大満足!

セファロ撮影による比較
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咽頭の広さの変化が大きい。舌骨の位置も変わった。

症例2 正中口蓋縫合をピエゾで割った症例

正中口蓋縫合をピエゾで割った症例です。その後MBを使い、レベリングのみで終了しました。
(治療期間1年4ヵ月:拡大5ヵ月、MB期間11ヵ月)

1、ハイラックス後、非抜歯で歯の問題を解決できました。

2、術後は安定しています。1年3ヵ月経過し、治療直後よりキレイに咬合しています。

3、口元がきれいで、笑顔が変わったと自覚されています。また、スタッフ同士でスポーツセンターに行くようになりました。


患者:A.M 平成元年7月22日生まれ(現在24歳9ヵ月)
矯正治療体験記
初診:2012.5.17(初診時22歳9ヵ月)

矯正治療体験記【主訴】
・現病歴(症状に気づいた時期と経過)    
・既往歴(過去の主な病気)
・家族歴(家族・親戚の噛み合わせ)     
・転居などによる転医の可能性 なし

永久歯列期クラスⅢ
矯正治療体験記

矯正治療体験記顔面正中に対して:
上顎歯列正中は偏位なし
下顎歯列正中は左偏2ミリ
前歯被蓋:Overjet 1ミリ、Overbite 2ミリ 
犬歯関係:Ⅲ級 
臼歯関係:Ⅲ級
上顎歯列弓:V字型
下顎歯列弓:V字型

2012.5.27.
矯正治療体験記

2012.10.18. 上MBセット
矯正治療体験記

2012.11.29. 下MBセット
矯正治療体験記

2013.3.1.
矯正治療体験記

2013.9.13.
矯正治療体験記

2013.9.19. 矯正治療完了
矯正治療体験記

治療前・治療後の比較(パノラマ)
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治療前・治療後の比較(セファロ)
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矯正治療体験記
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矯正治療体験記

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症例3 ハイラックスRMEにより、上顎の劣成長による諸症状を改善した症例

正中口蓋縫合が開いた後、機能させるまでに時間がかかり後戻りしてしまった症例です。

1、ハイラックスRMEにより、上顎の劣成長による諸症状は改善しました。
(いびき、鼻アレルギー:鼻腔の隙間が大きくなっている =鼻腔の幅は維持されていました)

2、ハイラックス後、非抜歯で歯の問題を解決できました。

3、口元の筋肉の輪郭がシャープになりました。

4、舌側傾斜した下顎臼歯をスクリューで無理やり起こしても、中途半端で後戻りしてしまった。
LAで起こした後に1年間様子を見た結果、後戻りはありませんでした。

成人矯正では妥協のないプランを立てましたが想定以上に期間がかかりました。
2013.9.30 上のブラケットはずした(3年)
2014.3.7 下のブラケットはずした(2年9ヵ月)
2014.4.14 補綴終了(治療開始後3年9ヵ月) 


患者:A.N. 平成元年10月3日生まれ(現在24歳6ヵ月)
矯正治療体験記
初診:2010.7(初診時20歳9ヵ月)

【主訴】 
・現病歴(症状に気づいた時期と経過) 小2の頃   
・既往歴(過去の主な病気) 腰椎分離症
・家族歴(家族・親戚の噛み合わせ)父:上顎前突 母、兄:普通     
・転居などによる転医の可能性 なし

永久歯列期クラスⅡオープン
矯正治療体験記

矯正治療体験記顔面正中に対して:
上顎歯列正中は偏位なし
下顎歯列正中は偏位なし
前歯被蓋:Overjet 3ミリ、Overbite 1ミリ 
犬歯関係:Ⅱ級 
臼歯関係:Ⅱ級
上顎歯列弓:V字型
下顎歯列弓:V字型

2010.7.22.
矯正治療体験記

2010.9.15.
矯正治療体験記

2010.10.1. 左上6抜歯
矯正治療体験記

2010.11.18.
矯正治療体験記

2011.2.7.
矯正治療体験記 矯正治療体験記

2011.6.16.
矯正治療体験記

2012.1.5.
矯正治療体験記
矯正治療体験記アンカースクリュー埋入

2012.8.27.
矯正治療体験記

2013.3.16.
矯正治療体験記
矯正治療体験記
右上臼歯の圧下完了。アンカースクリューを外した。
下顎臼歯の整直もできたので、あとはレべリングで終了。

2013.4.10.
矯正治療体験記

2013.9.10.
矯正治療体験記

2014.4.16. 矯正治療完了
矯正治療体験記
矯正治療体験記
矯正治療体験記 矯正治療体験記

パノラマレントゲン写真治療経過
矯正治療体験記
2010.6.14.
矯正治療体験記
2011.6.21.

矯正治療体験記
2012.2.22.
矯正治療体験記
2012.9.15.

矯正治療体験記
2013.3.16.
矯正治療体験記
2014.4.16.

治療前・治療後の比較
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CT撮影による治療前・治療後の比較
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鼻腔通気度は改善されて維持されている。

セファロ撮影による治療前・治療後の比較
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口腔周囲筋の動きが良くなり、側貌が改善した。


矯正治療体験記
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矯正治療体験記

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矯正治療体験記

智歯4本を整直し、咬合させ残した。
インプラントは1本のみですんだことで本人の満足度が大きいようだ。

顎顔面矯正システムによる治療体験記 まとめ

当院で勤務するスタッフの矯正治療経験より

1、成人でもハイラックスRMEにより、上顎の劣成長による諸症状は改善できました。
(いびき、鼻アレルギー: セファロ、CTで見ると気道が変わっていました)

2、ハイラックスRME後、非抜歯で歯の問題を解決できました。
(ベースと歯の大きさの診断は、ハイラックスで広げてからです)

3、形態の変化は、機能の変化を引き起こします。口元の筋肉の輪郭がシャープになります。
不良姿勢、食習癖の改善に取り組んでいる途中です。健康に対する意識の変化から、当院のスタッフの有志で、スポーツセンターに行くようになりました。

4、スタッフのモチベーションアップにより、歯科の仕事にも良い影響を与えました。

私にとっては、口腔のまわりの筋肉の動き(筋肉の付着と大きさ、骨格の大きさと角度で、表情が変わること、食べ方が違うこと)の発見があり、ますます面白くなってきました。

2015年11月12日

下口唇を噛む癖も改善した下顎後退咬合症例 Y.Kさん 68歳 女性

症例症例症例

当医院で矯正をされた中で最高齢の素敵な雰囲気の方です。お孫さんの顎顔面矯正治療を始めるときに一緒に矯正を始めました。年齢の事があり装置を入れるごとに痛みが強く出ましたが、頑張ってくれた結果、早く良い結果が出た症例です。

症例症例症例

治療開始後14ヵ月(下顎にワイヤーを使用して7ヵ月)
約1年の治療効果で、歯の重なりは無くなり、歯頚部のラインが揃い、キレイなアーチになっています。
矯正開始前に下顎骨隆起除去をしました。矯正治療で歯列弓がふっくら拡大したことで、「治療前までは、下唇を噛む癖があり、下唇が荒れていたけれど、いまはそのようなことはない。舌を上にあげるのが楽になった。」と満足しておられます。

下顎骨隆起除去についてはこちら

症例次へ症例

治療1年後のセファロ。上顎のアーチが理想的な形になり、咬合高径挙上され、下顎前方に動くようになった結果(上顎の狭窄が原因で下顎が後退していたケースだと考えます)、本来の顎間関係を達成し気道も広くなった。
以前よりも口腔周囲筋がリラックスしていて(本人はしわが無くなったと喜んでいます)口元の表情はキレイです。

舌癖と前歯部オープンを伴う成人叢生症例 K.Iさん 23歳 女性

症例症例症例

舌の癖が原因で前歯部がしっかり閉じない開咬の症例です。
このケースは矯正後後戻りが多いことで矯正専門医を困らせる症例ですが、後戻りしていないところがポイントです。

症例症例症例

治療開始14ヵ月後(ワイヤーを使い始めて11ヵ月後)
習癖が背景にある前歯部開咬は、習癖のコントロールが出来ると早く治療が進み、その後1年間後戻りもおきません。患者さんの協力があり、スムーズに治療が進みました。

症例次へ症例

【治療後1年経過】
症例症例症例

1年後の写真です。治療直後よりも噛み合わせが良くなっています。

下顎左偏を伴う永久歯列期の叢生症例 K.Sさん 16歳 男性

症例症例症例

歯並びの悪さが気になり来院されました。

症例症例症例

このケースでは、大臼歯の遠心移動をして正中を合わせました。通常は顎外固定装置(フェイスボー)を何年も使って改善するのですが、インプラントアンカーを使い、正中を合わせました。

インプラントアンカーについての詳細はこちら

前歯の被蓋が改善して、口元がキレイになりました。

症例次へ症例

矯正専門医でインプラントアンカーはとても普及していますが、インプラントアンカーだけでは顔貌の変化はあまりありません。(骨格をいじっていないため。)

この症例は、上顎の急速拡大を2回行っており、そこへインプラントアンカーを用いて大臼歯の移動を行ったため、きれいに正中を合わせることが出来たと考えています。
※若い時に急速拡大を行う事で大臼歯後方の上顎結節に骨が出来て、大臼歯遠心移動するスペースが出来ます。

2015年11月11日

はじめに ~歯とお口の育成~

コラム

近年の社会現象として、今の子供たちには不正咬合の症状が多いように思います。しかも重症化しているように感じられます。今年の学校歯科健診の結果を見ても、不正咬合のお子さんが本当に増えていました。むし歯は無いのですが、「噛むことや飲み込むことが下手」「顎が痛い」「人と話すのが苦手」など、おかしなことが起きています。

不正咬合のお子さんは姿勢が悪く、口呼吸、鼻アレルギー、滲出性中耳炎、おねしょ、いびき、口臭、風邪をひきやすいなど共通する特徴があります。これらは全身の健康に大きくかかわり、心身の発育に大きな影響を与えています。

発育期に発育に必要な十分な刺激が無いと、発育不全のままで成長を終えてしまい、ひ弱な身体になることが多く見られます。その結果、高齢化社会に生きる我々の老後に大きな影響を及ぼす(寝たきりになるリスクが高くなる)ことも十分に考えなくてはいけないことです。

このことは言い換えると、発育期であれば顎の形態と機能の異常を正常に戻し調和させ、それ以降の正常な発育を得ることができるはずであるのに、歯ブラシ指導のみを受けさせ、その後成長が終わってから不正交合を治療するのではあまりに失うものが大きい、ということなのです。

詳しくは、"新しい発想による口腔機能の育成"と名づけ情報を発信していきます。

新しい発想による口腔機能の育成

口腔機能の育成当院は、時代に応じて進化し続けています。「豊かな人生を支える歯科医療」の一例として、歯とお口の発育についての当院の考え方を、これから顎顔面矯正を始める方に伝えたいと思っております。
「歯科なんてどこでも同じ」と思われている方は、ぜひお読みください。

1回目 「歯と顎の大きさ 遺伝」
2回目 「インディアンの歯」
3回目 「正常咬合」
4回目 「不正咬合の要因」
5回目 「発育障害」
6回目 「食餌と中枢の発育」
7回目 「顎の発育」
8回目 「顎の発育のピーク」

2015年11月 9日

鳩が丘歯科の口腔筋機能訓練

口腔筋機能訓練

近年では食文化の発達により軟食化が進み、咀嚼する機能の低下や不正咬合が多くみられるようになりました。成長期の早期治療と口腔筋機能訓練を行うことによって、本来の表情をとり戻すことができるため、元気な笑顔が期待できると考えています。また、口腔の形態・機能のアンバランスを早期に発見し難症例にしないためにも、早期治療をお勧めします。

成長期治療の意味
新しい発想による診断と治療により、バランスのとれた顔貌と歯列の安定が期待できます。

1、鼻呼吸である事
2、安静時に口唇を閉じていること
3、舌が口蓋の正しい位置(上)にある事

口腔筋機能訓練について
口腔筋機能訓練で機能の改善を継続することで、正常な発育を得ることができます。
詳しくは、下記PDF資料をご覧ください。

口腔筋機能訓練1
口腔筋機能訓練2 腹式呼吸
口腔筋機能訓練3 ガラガラストップ

数値化できない機能の改善に着目

口腔筋機能訓練一般的な矯正治療では、規格レントゲン撮影により計測できる項目を診査・診断し、治療方針を決定した上で、治療の評価・判断がされています。当院では「数値化できない部分も含めた機能の改善」に着目することで、本来の成長を予測しながら治療方針を決定します。とくに鼻腔通気度検査は、その日の機能を数字で表す事が出来るので、発育期のお子さんの具体的な顎顔面の発育評価に有効です。
これにより早期治療による合理的且つ患者さんにやさしい治療が可能になり、治療後の保定装置が必要ない長期安定が期待できます。

鼻腔通気度計(スパイロメーター)についてはこちら

治療のポイント
1、早期に始めること
前歯部反対咬合や臼歯部交叉咬合については、下顎骨の過成長や上顎骨の劣成長が原因で、いわゆる顎変形症になる可能性があります。4歳頃からの装置を使った治療をおすすめします。

2、生活習慣の改善
high angle症例は、筋肉の付着部位・方向や量により早期治療を行う、行わないに関わらず難症例になると言われています。そのため、high angle症例では、生活習慣の指導をきめ細かく行うとともに、機能的矯正装置(FKO)を使用します。

※成長期は長期的・定期的な観察と診断が必要です。

小児の摂食・嚥下の特徴

小児の摂食・嚥下の特徴摂食・嚥下とは、出生後から始まる食環境や口腔の感覚・運動体験を通して新たな機能を獲得しながら発達してゆく運動機能のことで、乳幼児期に特に発達します。

この機能が発達する時期は、同時に口腔・咽頭部の形態の成長が著しい時期でもあり、身体的な成長変化と共に機能も発達し、摂食機能獲得の際に特徴的な動きが観察されます。
※乳児では中咽頭が極端に短く、授乳時に鼻呼吸しながら嚥下する事が出来ます。

摂食機能獲得段階の特徴的な動き
1、経口摂取準備期 :哺乳反応、指しゃぶり、玩具なめ、舌突出など
2、嚥下機能獲得期 :下唇の内転、舌尖の固定、食塊移送、舌の蠕動様運動など
3、捕食機能獲得期 :顎・口唇の随意的閉鎖、上唇での摂り込み、など
4、押しつぶし機能獲得期:口角の水平の動き(左右対称)、扁平な赤唇など
5、すりつぶし   :頬と口唇の協調、口角の引き、顎の偏位など
6、自食準備期   :歯がため遊び、手づかみ遊び
7、手づかみたべ  :頸部の回旋、手掌での押し込み、前歯咬断など
8、食器たべ    :頸部の回旋、食器の口角からの挿入、食器での押し込みなど

摂食・嚥下機能障害児では、呼吸状態あるいは全身状態の関係から適切に食べる能力が脆弱であるため、機能発達が阻害されていることが多いです。

また、重症心身障害児では中枢神経系の障害が摂食・嚥下障害の発達期あるいは発達期以前に生じており、これが正常な摂食・嚥下機能発達の遅延あるいは停止の原因になっています。したがって、発達期における小児の摂食・嚥下障害に対する対処法は、対症療法的手法ではなく健常児が機能を獲得していく過程と同様な過程をたどらせることを基本とした発達療法的アプローチが必要です。

口腔内のバランスが歯並びに影響を及ぼす

機能を正しく学習するためには正常な器官が必要です。とくに口腔においては口唇・頬・舌・歯のような筋肉や粘膜・硬組織が、それぞれ発達過程においてバランスを保ちながら成長し、口腔を機能に適した形に作っていることが重要なのです。この口腔内のバランスが崩れてしまうと歯並びに影響を及ぼしてしまいます。
※舌突出なども同様です。

小児のリハビリでは、早期に訓練を開始することが大切
全身の状態でリハビリが後回しにされることはよくありますが、安全な経口摂取は大きな喜びと希望をもたらします。したがってできるだけ早期に療養を開始することが次のステップへの第一歩であると考えます。

2015年11月 4日

症例集

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