小児の摂食・嚥下の特徴

小児の摂食・嚥下の特徴摂食・嚥下とは、出生後から始まる食環境や口腔の感覚・運動体験を通して新たな機能を獲得しながら発達してゆく運動機能のことで、乳幼児期に特に発達します。

この機能が発達する時期は、同時に口腔・咽頭部の形態の成長が著しい時期でもあり、身体的な成長変化と共に機能も発達し、摂食機能獲得の際に特徴的な動きが観察されます。
※乳児では中咽頭が極端に短く、授乳時に鼻呼吸しながら嚥下する事が出来ます。

摂食機能獲得段階の特徴的な動き
1、経口摂取準備期 :哺乳反応、指しゃぶり、玩具なめ、舌突出など
2、嚥下機能獲得期 :下唇の内転、舌尖の固定、食塊移送、舌の蠕動様運動など
3、捕食機能獲得期 :顎・口唇の随意的閉鎖、上唇での摂り込み、など
4、押しつぶし機能獲得期:口角の水平の動き(左右対称)、扁平な赤唇など
5、すりつぶし   :頬と口唇の協調、口角の引き、顎の偏位など
6、自食準備期   :歯がため遊び、手づかみ遊び
7、手づかみたべ  :頸部の回旋、手掌での押し込み、前歯咬断など
8、食器たべ    :頸部の回旋、食器の口角からの挿入、食器での押し込みなど

摂食・嚥下機能障害児では、呼吸状態あるいは全身状態の関係から適切に食べる能力が脆弱であるため、機能発達が阻害されていることが多いです。

また、重症心身障害児では中枢神経系の障害が摂食・嚥下障害の発達期あるいは発達期以前に生じており、これが正常な摂食・嚥下機能発達の遅延あるいは停止の原因になっています。したがって、発達期における小児の摂食・嚥下障害に対する対処法は、対症療法的手法ではなく健常児が機能を獲得していく過程と同様な過程をたどらせることを基本とした発達療法的アプローチが必要です。

まずは、お悩みをご相談ください

まずは、お悩みをご相談ください